私たちの目的と生い立ち

私たちの目的

湘南・大和里親会が目指すもの

 

 私たちが生活するコミュニティでも児童虐待、貧困、親の病気など様々な理由により実親と一緒に生活できない、あるいは一緒に生活することがが適切でない子どもたち(要保護児童)がいます。私たち里親はこのような子どもたちに対する社会的養護の担い手として、実親に代わって自分たちの家庭で愛をもって子どもを養育(代替養育)するものです。

 そして、湘南・大和里親会は藤沢市、茅ヶ崎市、大和市、寒川町の里親が集まり、

  (1)里親としての養育技術・資質の向上

  (2)子どもを含めた会員同士の扶助や親睦

  (3)里親制度の発展

を図るために活動しています。

 

 私たちはこの里親会をとおして、里親が相互に助け合えるネットワークを構築することを目指しています。里親のところにやって来る子どもたちはしばしばとても重い荷物を背負ってやってきます。子どもたち自身はそれを意識していないかも知れませんが、それは里親の養育を大変なものにします。里親家庭の中で嵐のようになるかも知れません。そんな時に、嵐の中にいる里親を孤立させず、助けてあげられるのは同じ活動をしている里親です。親や家庭を必要としている子どもを家庭に引き取って育てる里親にとって、大切な味方は同じ里親です。助け合えるネットワーク、里親会の存在は大きな意味を持つはずです。

 

 また、同じような境遇にある子どもたち自身が、将来お互いを助け合えるようにしてあげるのも重要なことです。そのような環境を整え、支援してあげるのも私たちが構築するネットワークの役割です。

 

 そして、これらの活動の全てに共通する私たちの合言葉は「子どもの最善の利益のために」です。私たちの活動のすべてが子どもの最善の利益が確保されることを目指すものです。

私たちの生い立ち

 湘南・大和里親会は2014年4月1日、それまで二つの里親会だった湘南かもめ会(藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町)と大和さくら里親会(大和市)が合併して誕生した里親会です。

 里親会発足時の会員数は46組でしたが、新たに里親の認定を受けて里親登録をした里親さんが徐々に加入して下さる一方で、ご家庭の事情で退会される方もあり、2020年4月現在の会員数は48組になっています。それぞれの地区の会員数は次のようになっています。

 

  藤沢地区        18組

  茅ヶ崎・寒川地区    14組

  大和地区        16組

     合計          48組