私たちの素顔

 里親会のメンバーは会社員であったり、公務員、飲食店・食品販売店の経営、教員、団体職員など様々な職業の極々普通の家庭を持つものです。そのような私たちが公的な里親として、児童相談所から委託された子どもを養育しています。中には夫婦共働きであっても工夫しながら子どもを育てています。

 里親の年齢も様々で、30歳代から70歳代まで。実子がいらっしゃる方から、実子に恵まれなかった方まで様々です。

また、里親になろうとしたきっかけもいろいろで、実子の子育てが一段落したので社会のために貢献したいと思われた方、実子の子育てからは手が離れたけれどもっと子育てをしたいと思われた方、実子には恵まれなかったけれど子ども育てたいと思われた方などです。

 

 会員の中では、長期に里子の養育を行っている養育里親、虐待等によって心身に有害な影響を受けた子どもや身体・知的・精神障がいのある子どもを養育する専門里親、子どもの親族が養育を行う親族里親、子どもと養子縁組を行う養子縁組里親、そして養育里親の中でも、児童養護施設で養育されている子どもに1~2か月に一度程度の頻度で家庭生活を体験してもらう三日(週末)里親と里親のスタイルも様々です。

 

 また、里親経験も様々です。メンバーの中には、これまでに50人以上の子どもの成長に関わってきた大ベテランの里親さんから、現在、委託候補の子どもさんとマッチングの期間中の里親さん、さらには、まだ子育ての研修中で子どもの委託はこれからという里親さんまで。

 大ベテランの里親さんは、里子さんが結婚して、子どもを連れて里帰りのように会いに来てくれるそうです。

 

 里親はいろいろな思いを持ちながら子育てをすることになります。子育てはとても楽しいものですが、それだけではあません。楽しかったり、嬉しかったり、時には悲しかったり、悔しかったり、辛かったり・・・それでも、私たちは子どもの育ちに寄り添い続けます。